素材を選ぶ♪
ナンか無駄話が多くなっちゃってご免ナサイ・・・!!
プロの貴重な体験談と思って(笑)許して頂戴ナ!!♪




  横笛の材料は実は何でもイイ、紙でもプラスチックでも金属でもイイ。リシは物好きに無知が重なりボール紙の筒、塩ビ管、アクリル管、鉄パイプ、果ては四角いゴム管や野菜まで横笛にしたモンだ、威張ってドースル? でもソンナ一見無駄で馬鹿げた試行錯誤が1人の子供を1人前の職人にスル!! 皆人目ナゾ気にせずトコトンGO!!じゃッ!オワリ!! ナ~ンテ。

  イロイロ試して行くと横笛の素材としては、薄くて硬いモノが鳴りやすく音色も良くて向いて居る様だ。つまり候補として銀等の金属、アクリルや硬めのプラスチック、そして葦や竹等が考え得る。銀はフルートに、プラスチックはリコーダーに、竹は竹笛に既に使われてるンで結局新たな発見は無かったナ~、でも必ず他にも適した新素材は在るだろう!! 逆に粘土や木等の薄く加工出来ない物は鳴り難く音もコモっちゃうんで横笛にはカナリ不利(勿論それがイイと言う人も居る、因みに竹に比べて陶器はカタく木はヤワラかい)。紙やゴム等の極端に柔らかい物はほぼ鳴ら無いンで問題外、でも一応造れるし鳴る。

  ンで金属かプラスチックか竹か?って考えたら、リシの場合はヤッパリ竹だった訳だ。金属は型とか造って鋳造して組み立てて、フルートを造るのであれば需要が世界規模で腕の張り甲斐が在るだろうナ~。良いモデルを造れば引く手アマタで素材の金銀プラチナの値が張るんで儲けも大きいゾきっと! しかしそれだけ出来上がってシマッテル世界でドンナ新しい事が出来るのかチト気になるが、まあやる気と才能が在れば何か楽しい事が起こせるダロウ!!

  プラスチックは結構魅力的、硬度や模様にも凝れるし量産も簡単、秘かにリシもジジイにでもなったら(既にソウダとも言うが)リシ笛の量産でも試して見るツモリ。

  結局「どんな素材が好きか?」と言う事が「どんな笛を造るか?」とカナリ切実に結び付くと思った。リシは竹自体もメチャクチャ好きだ、随分調べマクッタンで竹の事で現人類が知ってる事はほとんど知ってる、自分で実際に色んな種類の竹を育ててるし、色んな竹で笛を造った。笛もメチャクチャ好きだ、しかし好きなのは横笛で西洋音階の笛に限る。縦笛と横笛は同じ様な笛と思って居る人も多いだろう、実際似通った見た目にスラ反して構造上は全く同じだ、全く同じ原理で音や音階が出来て居る、極端に言えば横笛の歌口を真ん中で切って縦から吹けばソノママ尺八やケーナだ、コレにクワエるノーズを付ければリコーダー。でもコレ等は吹く人にとっては全く違う楽器、聴く人にとってもそうだろう、造る人にとっても同様だ。同じ竹でもドンナ笛を造るのかは大問題だ。後どんなジャンルの音楽が好きかと言うのも大事かな、でも造る上では素材程では無いと思う。どんな笛でも向き不向きは在っても、その気になればどんな音楽でも吹けるからだ。

  既成の枠内では銀が好きならシルバー・フルート、土が好きならオカリナかなヤッパ、木が好きならリコーダーやトラベルソ、竹が好きなら尺八や横笛、葦が好きならケーナやバンスリと言ったトコか。リシは元々印度でバンスリから入ったんで是非葦も使いたいんだけどイカンセン特に日本では手に入り難くて、昔試作をしたくらいだ残念、誰か良い葦を大量に持っとらんか。葦はイイヨ~! 薄くて硬くて正に横笛にはピッタリ!! でも本場印度でも主な産地のアッサム辺りが政治でモメててほとんど取れ無いらしい。ダダールの笛屋が取りに行ったら「有刺鉄線で阻まれ見張りの兵士まで居て諦めた」と嘆いて居た。ところが!ケーナを造るカーニャも全くオンナジ様な葦なんだ、コレはタマに中南米ショップのチチカカなんかに置いてあるんだけど、厚かったり割れてたり、オマケにケーナ用なんで横笛用とは逆に節の上で切ってあるんでトテモ使えん。と言う訳で竹かなリシはヤッパ。

  更にトコロが!!日本でも亜熱帯の沖縄方面にはデカい葦が生えてるラシイ!!!! 引っ越すか? 誰か送ってクレ!!  後面白い竹変わった竹も募集して居るのでサンプル送ってちょーだい。詳しくはコチラ! その他情報も求む!!!!

リシ笛を造る!