リシリ記念館♪
リシ笛の過去の迷作から現在迄を紹介シヨウ!


クオ~、デジカメが写りが悪くてサ~、竹笛の感触が全然伝わらん!
今度儲かったら新しいの買うからヨ~、待っててクレ~ッ!!

 正に記念すベキ1号機(E管、重量約300g、厚さナント6.5mm!!)印度で梯子とかに使うブットイ竹で造ったモノで、3日掛かって汗ダクで火傷して造った。歌口の場所や大きさも解らないンで適当、指孔も置いた手に合わせて開けた。1オクターブくらい出て、音は野太くカスレ気味。当時は兎に角既成の横笛とは違うフォルム、違う音色を求めてタダヒタスラに無茶を重ねた。この長さでコノ太さだと歌口はもっと節から離して何とか16mm前後にマトメて、指孔は切り口から離して15mm迄で押さえて、まあ1オクターブ位なら普通に演奏出来る笛は成り立つンだが、当時は勿論全くワカランので在った。
 (約)10号機(デカイA#管、約700g)これも印度の梯子竹。歌口は少し解って来た様で、一応丸く収まってる。指孔もこれでも2オクターブ出る!見た目に似合わず進化したネ~、感心カンシン!
 虎の子、印度の葦アッサーム竹で試作して見たが、歌口も指孔も小さ過ぎてカナリ出来が悪い。この頃は未だ既成の出来の悪い笛の影響を受けて居て、自分のスタイルに目覚めて無かった。
 竹林の貴公子、業平竹での試作。この写りのワルイ写真では全然ワカランが業平竹はツヤツヤの綺麗な緑で本当に美しい(注文が在れば造るヨ!)、笛は当時のリシのスタイルを反映して3、4孔がネジレテ付いて居る。
 珍しいシナ竹の煤竹、完成品が無いので参考迄に。シナ竹は京都を中心に流通して居る中国産の竹で、本来は白に近い灰色地(竹材は)で波紋様の綺麗な模様が浮き出て居て真に雅な趣が在る。
 女竹の煤竹、コレも完成品が手元に無い。煤竹はイイよ~ッ!! 音色は正に別世界!!!! 垢抜けた妙に明るく通る音で、普通の女竹の音とは全然違う、笛職人なら1度は造って見るベキ竹材。首都圏の人なら新木場の「もくもく」って日曜大工の店で安く(5m/6千円ダッタか?)手に入るヨ!
 通称虎竹(or虎斑竹、正式名称ニタグロチク、黒竹と破竹の合いの子)の1節抜き。虎竹はイイよ~、硬くて良く響く、肉薄だから鳴り易いし。ただ節の辺りの抜き具合削り具合が難しい~!! カナリ馴れて解って来ないと節前後の音階が狂うヨ~、モ~当たって砕け続けて体で覚えるシカ無い。詳しくはイズレ頁を設けるのでお楽しみに!
 真竹の1節抜き、肉が柔らかいので音も柔らかい。肉薄なので鳴り易いがヤハリ節辺りの調節が難点。
 唐竹(通称大名竹、良く庭先に植わってる奴)のC#管。このバンブーは女竹よりかなり大型でバンスリみたいな低い(長い)笛を1節で造れる優れモノ!! ただ竹屋とかでは扱って無いし、人の家とかで取らせて貰っても数が取れ無かったり節が短かったりヤタラト厚かったり干したら割れたりと、扱い難いが魅力は充分。同じ様なバンブーに蓬莱竹も在る、コッチは滅多に見掛けないが、唐竹よりも硬く割れ難く、笛の材料としては更に価値が高い。幸いリシの住む高知の海沿いではこの仲間が良く山に生えて居て、現時点を持って紅蓬莱(ベニホウライ)と蘇枹(スオウ)を確認!! 昔から持ち山の境の目印に植えたソウな!お陰で土佐は文字通りの宝の山!!!! 中には信じられ無い程の巨大な株も在る、近々写真を載せる予定!暫し待て!!
10 試作ケルト風。タマに邦楽の笛でドレミとは全く違って居ながら、何ともコタエラレンイカシタ音階の笛が在るノヨ! リシも真似してオリジナル音階の笛造りに挑戦して見たんだが、出来上がったらドレミをレから始めたダケの笛に成ってシマッタ!ゲラゲラ!!!! 一応アイルランドをイメージした音階だったんで「ケルト風」と命名。試作「アラブ風」も在るがソッチは良~ワカラン出来。
11 試作シルバー風。この角度だと見え無いけど全部で10も指孔が在って、A♭以外の半音は全て指使いだけで発音出来る様に成って居る。でも5孔ナンカ真裏に孔が在ってトッサに笛の重心を移動させねば開閉出来無い等、カナリ演奏し辛い。リシ以外ダ~レも持つ事すら出来無かった。しかしこのモデルが熟して後に8孔リシ笛が生まれ人気モデルと成った。実は裏の1.5孔の元々のアイデアは、リシのたった独りの弟子だった斉藤 豊さんのモノ、斉藤さん元気してますカ~ッ!!!?
12 試作片手笛。メンド臭がりのリシが「片手で吹ける笛を」と造った笛。利き手とは逆手で片手で吹けるが持ち難かった。(因みにナゼ利き手と逆か?と言うと、野球のバットと同じで横笛も逆手が基本、笛を持ってるのは逆手で利き手は添えてるダケなのヨ!知ってた?) 全部で4孔指孔が在り、1孔は開けた時人差し指が顎にブツカラ無い様裏(親指)に在る。この笛自体はドレミもどきの滅茶苦茶な音階だったが、後に洗練されバリ笛へと成長を遂げた。
13 バリ笛。バリ島の5音階=ペロッグ調のペンダント用の笛、バリ笛の紹介参照。
14 ポケ笛。バリ笛の発展型、バリ笛はガムラン音階で普通の曲が吹け無いンで、ドレミで造って見た。ただこの大きさでこの太さだと2オクターブは無理、あくまでアクセサリとして見た目を優先した、ポケ笛の紹介参照。
15 7孔リシ笛、知り合いでプロの笛吹きカオン(鹿音)に頼まれ造った。7孔開が基音で、7孔閉じると1音半も下がる特殊な笛、この変則7孔のセイでオクターブの設定がカナリヤヤコし~。試作機を10本も造って1~3、6&7孔を同口径にアジャストして見たが、カオンの手には余ってしまって(5~6~7孔間が遠くて持てンかった、不甲斐無い、気合いだキアイ!)結局売れ残って激闘の記念品と成ってしまった、誰か要らんカネ~。でも7孔は半音だよナ~普通、ドレミなんだカラさ~。その後カオンはもっとデカイ7孔の試作を要請して来たが無論断った!ゲラゲラ!!アイツも良~ワカランが、ナカナカこの笛は造るのが楽しかった。7孔が半音の7孔リシ笛を一応モデル・アップの予定。気になるのは倍音の運指、邦楽の7孔の篠笛は総じて倍音を創り難い、マア自分で造って見ないと何もワカランけど、最近暇が無いノヨ。欲しい人が居れば直ぐ造るヨ~!
16 (約)1000号機、音色も吹き心地も性能も音階もルックスも全てが夢の様に素晴らしい、リシ自慢の現行モデル、スーパー・リシ笛のG管6孔。リシはもうヤレル事は全てヤッタ、あらゆる可能性を模索実験吟味し尽くした。取り敢えずはモ~ナ~ンモ思い付かないンで、当分はこのモデルで行くと思う。と言いつつ!2ヶ月でニュー・モデルを達成したゼ!!ピ~ス! 左指孔の配列の秘密をメデタク解き明かしてブースト・リシ笛が誕生したノヨ! 新しい配列が音階はモトより音色までをも引き締めた!!必聴!!!! 詳しくは6孔の紹介参照。
17 リシ自慢のスーパー・リシ笛G管8孔、コレも今はブースト・リシ笛に成った、でもコッチはアマリ変わら無いダヨネ~。6孔とは違う謎解きをセニャならんラシイ。元々8孔は6孔に比べて2つの半音孔が既にハンディになってるルンだよネ~。具体的には孔が増えた分だけ全体的に指孔が大きくなってシマウのよ! ソノ分計算を詰めれ無いのが8孔の泣き所、8孔は6孔よりダイブ難しいノヨね~ッテおいらはオカマか!ゲラゲラ!! 8孔の紹介参照のコト。

その他、印度のベース・フルート様のやたらデッカクて太い1オクターブしか出無い笛とか(ポケ笛の巨大版ネ!)、やたらアチコチに孔が開いててオブジェにしか成らん奴とか、様々なオカシナ笛を造ったが、ブツ自体は捨てたりして現存し無いのでまた今度!

リシ笛を造る!